生?クラフト?ラガー?エール?ビールの種類についておさらいしよう

皆様こんにちは!

金麦大好き、もんすけでございます。

夏の仕事終わりのビールって最高ですよね?世界中で仕事している人の半分は、その瞬間を楽しみに仕事していると個人的に思っています。

そんなビールですが、生ビール、黒ビール、クラフトビール、地ビール、ラガービール、エールビール、第三のビール、発泡酒、などパット思いつくだけでこれだけたくさんの種類がありますが、それぞれの定義について説明できますか?

聞いたことはあるけど、説明まではできないって人多いと思います。

そこで今回は、普段からよく耳にする色々な種類のビールを、それぞれの違いや定義について解説していこうと思います。

居酒屋での話のネタにでもして頂ければ幸いです٩(ˊᗜˋ*)و

スポンサーリンク

そもそもビールって何?

本題に行く前に、簡単にビールについておさらいしましょう。

日本のビールは以下のように定義されています。

日本のビールの定義

  • 麦芽、ホップ、水を原料として発酵させたもの
  • 麦芽比率が50%以上であること(2018年4月に67%以上→50%以上に緩和されました)
  • アルコール分が20%未満であること
  • 副原料の重量が麦芽の5%未満であること
    ※使用できる副原料(麦、米、とうもろこし、こうりゃん、ばれいしょ、でんぷん、糖類、苦味料若しくは着色料、果実、コリアンダー、こしょう、シナモン、クローブ、さんしょう、香辛料、カモミール、セージ、バジル、レモングラスその他のハーブ、かんしょ、かぼちゃ、そば、ごま、蜂蜜、含糖質物、食塩、みそ、花、茶、コーヒー、ココア、かき、こんぶ、わかめ、かつお節)

要約すると麦芽比率が50%以上必須で、決められたものを規定量だけ使用するなら「ビール」、この定義から外れてしまったものは「発泡酒」となります。

国ごとに定義が異なり、日本で製造されたビールを海外に輸出したらビールと名乗れない、なんてことが起こりうるのもビールの特徴です。

これらを踏まえた上で色々なビールの種類をご紹介していきます。

様々なビールの種類

さぁここからが本題です。世に出ている様々なビールをご紹介していきます。

生ビール

とりあえず生で!の生ビールです。おそらく居酒屋で飲むビールのほとんどがこちらの生ビールに該当することでしょう。生ビールと書いて「幸せ」とも読みます。(笑)

生ビールの定義はこちら。

生ビールの定義

  • ビールの製造工程で熱処理をしていないビール

よく居酒屋で出てくるのが生ビールだと思っている方多いと思いますが、普段スーパーやコンビニで見かける缶や瓶も実は「生ビール」なんです。居酒屋で出てくる生ビールとの差は、詰める容器が異なるという点だけで、中身は全く同じものになります。

スポンサーリンク

黒ビール

クセがありますがそのクセこそ最大の魅力である黒ビール。

黒ビールの定義はこちら。

黒ビールの定義

  • 濃色の麦芽を原料の一部に用いた色の濃いビール

そのままですね。黒い(濃色)から黒ビール。とても分かりやすい理由です。

ビールの色は麦芽で決まります。国内のほとんどのビールが該当する淡色ビールは色の薄い淡色麦芽が使われるのに対して、黒ビールは淡色麦芽を100℃以上の高温で焙煎された濃色麦芽が加えられるため、黒くなります。

クラフトビール(地ビール)

休日に出かけた先で飲むクラフトビールや地ビール、最高ですよね!さて、よく聞くクラフトビールや地ビールですが、双方に明確な定義の違いはなく同一と考えて問題ありません。

クラフトビールの(地ビール)の定義はこちら。

クラフトビールの定義

  • 大手メーカーから独立していること
  • 20キロリットル以下の小規模な仕込みで行い、醸造者の管理が徹底されていること
  • 地域に根付いた伝統的な製法で製造していること
  • 地域の特産品などを原料とした個性あふれるビールであること

などがクラフトビールの定義としてあげられています。(2018年 全国地ビール醸造者協議会(JBA))

先に述べたようにクラフトビールと地ビールに明確な定義の違いはありませんが、クラフトビールと呼ばれているビールの方がより個性や品質、製造に力を入れていると言えるでしょう。

スポンサーリンク

ラガービール

実は日本のビールの約9割が分類されるラガービール。残りの1割はエールビールとして分類されますが、製法の違いによって分かれます。

ラガービールの定義はこちら。

ラガービールの定義

  • 下面発酵酵母使用で低温(6~15℃)で発酵されていること

プレミアムモルツやアサヒビール、キリン一番搾りなど、日本で有名なビールのほとんどがこちらのラガービールに分類されます。

若干の苦味の後にくるすっきりとした喉ごしは、日本人の舌にもっともあっている製法と言っても過言ではありません。

エールビール

製法の違いによって生み出されるラガービールが9割で、それ以外の残りの1割がこちらのエールビールに分類されます。

エールビールの定義はこちら。

エールビールの定義

  • 上面発酵酵母使用で、高めの温度(20~25℃)で発酵されていること

国内のシェアこそ1割程ですが、海外での認知度は高く広く親しまれている製法のビールです。

国内ではプレミアムモルツ<香る>エールなどが有名で、そのフルーティーな香りが特徴的ですね。

スポンサーリンク

ビールに分類されないもの

今までビールと思って飲んでいた第三のビールや発泡酒は、実はビールに分類されませんでした。

なぜビールに分類されないのか、その理由とそれぞれの定義を解説していきます。

発泡酒

発泡酒がビールだと思っている方は多いと思いますが実は違います。

発泡酒の定義はこちら

発泡酒の定義

  • 麦芽の使用割合が約50%未満、または麦芽の使用割合が約50%以上だけど国の定める原料以外を使っているもの。

先に述べたようにビールの条件は麦芽の割合が50%以上でないといけないため、50%未満である発泡酒はビールではないということになります。

メーカーや商品によって異なりますが、発泡酒の麦芽使用割合は25%~49%未満が一番多い割合となっています。つまり簡単に言うと薄まったビールで、麦芽の使用割合を下げることによって価格を抑えるという消費者側のメリットもあります。

国内で販売されている有名な商品ではキリンのグリーンラベルやアサヒのスタイルフリーなどが発泡酒に分類されます。

第三のビール

私の大好きな金麦は第三のビールに分類されます。では、第三のビールとはいったい何をもって第三のビールなのでしょうか?なぜビールに分類されないのでしょうか?

第三のビールの定義はこちら

第三のビールの定義

  • 麦、麦芽以外を原料としたもの
  • 発泡酒に麦由来のスピリッツや蒸留酒などのアルコール飲料を加えたもの

発泡酒との大きな違いは原料の違いで、麦芽を使用している発泡酒に対して第三のビールは麦、麦芽以外を原料としているため、ビールとはまったくの別物になります。

サントリーの金麦やキリンのどごし生などは第三のビールに分類されます。

価格が発泡酒よりさらに安く、糖質やプリン体が低いのも特徴の一つです。

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたか?

ビールについて正しい知識を付けて、今まで以上においしくビールをたくさん飲みましょう٩(ˊᗜˋ*)و

それでは!

コメント