おいしいビールにはなぜ泡が必要?泡の役割と疑問について調査しました

皆様こんにちは!

生ビール大好き、もんすけでございます。

大人のガソリンとも言われているビールに、フワッと乗っている泡。

少な目が好きな方もいれば、鼻の下に付くぐらい多目が好きな方もいると思いますが、この泡、いったい何のために存在しているかご存知ですか?

ただの泡とみくびってはいけません。実は、ビールをおいしく飲むためには絶対欠かせない存在なんです。

今回は、なんとなく飲んでいるビールの泡にまつわる色々な疑問について解き明かしていきます。

泡の重要な役割を知ったら、泡を見る目がきっと変わるはずです!

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疑問① なぜ泡が出る?

答えは、ビールの元となっている「大麦」「酵母」という成分が大きく関係しています。

ビールは主に「大麦」「酵母」「ホップ」この三つの成分で作られますが、この「酵母」が、「大麦」の中の糖分をアルコールに変えようとする時に発生する炭酸ガスが泡です。

つまり、泡の正体は二酸化炭素、ということになります。

疑問② なぜビールの泡は中々消えないの?

コーラやサイダーも同じように二酸化炭素を出しますが、泡はすぐに消えてしまいますよね。

それに比べてなぜビールの泡はなかなか消えないのかというと、ビールの主成分である大麦の中にあるたんぱく質や、ホップに含まれるルブロンという樹脂成分が泡を消えにくくしているためです。

大麦に限らずたんぱく質は泡を消えにくくする作用があるため、メレンゲの泡がずっと消えないのも卵のたんぱく質の作用で、麦茶が炭酸飲料より泡が消えにくいのもたんぱく質の作用です。

このように、実はたんぱく質には栄養以外にも泡を保つという成分が含まれています。

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疑問③ 泡の役割は?

味や風味が変わるのを防ぐ

ビールは泡がないと直接空気に触れ、成分が変化して味が落ちてしまいます。この味の変化や落ちてしまう味を防いでくれるのが泡です。皆一気飲みするわけじゃないので、しっかり泡に保護してもらいましょう。

炭酸を逃さない

ビールにおける炭酸はおいしく飲む為には絶対に欠かせない要素です。この大切な炭酸を守ってくれるのも、実は泡だったのです。泡はフタの役割も担ってくれるので、炭酸ガスの蒸発を防いでくれます。おかげさまで、ゆっくりと時間をかけておいしいビールが味わえますね。

口当りをまろやかにする

泡自体がクリーミーでまろやかなので、まず最初に口を付ける泡のおかげで口当たりがまろやかになります。

さらに泡は苦味成分を吸着するという効果もあるため、ビールの苦み成分を泡が吸い取ってくれることにより、ビールそのものは熟成したまろやかな苦みが感じられるようになります。

疑問④ 泡の黄金比は?

ずばり答えは7:3です。(ビール:泡)

見た目も美しい、飲んでもおいしい、ちょうどいい、しつこくない、などが理由としてあげられます。

たしかに居酒屋で5:5のビールを出されても萎えてしまいますよね。

グラスの上にきめの細かい泡がふっくら乗っているとなお良しです。

ちなみに私は貧乏性なので、7:3がおいしいとわかっていても8:2、9:1でも喜んでしまいます。(笑)

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疑問⑤ おいしい泡ができる注ぎ方は?

自宅で簡単に出来るおいしい注ぎ方として有名な、三度注ぎの手順を説明します。

1.グラスは冷蔵庫で事前に冷やしておく。(これ大事)

2.グラスをテーブルに置き、グラス底面に当たるように勢いよくグラスの1/3位まで注ぎ、うまさのフタである泡を十分に作ります。

3.2で作った粗い泡が消えたら、グラスの9分目位までゆっくりとグラスにそって注ぎます。

4.粗い泡が消えたら、グラスの縁から泡が盛り上がるようにゆっくりと注ぎ、7:3ぐらいの比率になったら完成です。

自宅で作ったとは思えないクリーミーな口当たりとほのかな苦味が最高です。立派な泡によって時間が経っても旨味が逃げないのもGOODです!

※グラスはきれいに洗って自然乾燥させるのがベストです。
油汚れやふきんの繊維が残っていると、ビールの泡持ちが悪くなるため注意です。

疑問⑥ 泡を復活させる方法は?

泡を復活させる三つの方法をご紹介します。

割り箸を使って復活させる

まずは居酒屋なら必ず置いてある割り箸を使った方法。やり方はとてもシンプルです。

ビールが入ったジョッキやグラスに、割り箸を入れてゆっくり縁をなぞるようにかき混ぜてみて下さい。みるみる泡が復活してきますよ。

これは、割り箸の表面にある小さな凹凸がビールの炭酸を刺激することによって起きる現象のようです。

決して強くかき混ぜないように注意しましょう。強くかき混ぜた瞬間、ビールの泡がグラスから溢れてしまいます。

塩を使って復活させる

これ本当に魔法みたいなので、塩が近くにあるならオススメです。

やり方はこちらもシンプルで、ひとつまみの塩をアワがなくなったビールに入れる、それだけです。それだけで勝手に泡がブクブク底から湧いてきます。

塩なので味が変わってしまうのでは?と思うかもしれませんが、ひとつまみ程度では全く変わりませんので安心してください。

道具を使ってやるのがスマートじゃないと感じた方は、塩をオススメします。砂糖ではなく塩ですのでくれぐれもご注意下さい。

ペットボトルを使って復活させる

最後にペットボトルを使ってビールの泡を復活させる方法をご紹介します。

そうですその方法です。ペットボトルと聞いた瞬間容易に想像できる、とても原始的なそのやり方です。(笑)

念の為ご説明すると、空のきれいに洗ったペットボトルをご用意していただき、その中に1cm位ビールを入れます。

フタをしっかり閉めたら、上下に振って振って振りまくります!だいたい2.30回くらいで良いでしょう。

そして、できたてほやほやの泡をグラスに戻したら完成です。

見た目良し、キメの細かさ良し、クリーミーな口当たり良しで、手間を惜しまなければ一番理想とする泡ができます。

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まとめ

いかがでしたか?

泡にまつわる色々な疑問や役割についてご紹介しましたが、見て頂いた通り泡はとっても重要な役割をしているんです。

今後もたかが泡と思わず、愛を持って飲んであげましょう!

それでは!

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