皆さまこんにちは!
激辛料理大好き、もんすけでございます。
唐辛子、鷹の爪、ハバネロ、ジョロキアなど、パッと思いつくだけでこれだけたくさんの唐辛子がありますが、いったいどれが一番辛いかご存知ですか?
もっと言うと、世界に存在している唐辛子の中で一番辛い唐辛子の名前をご存知ですか?
今回はそんな疑問に答えるべく、世界に存在している唐辛子の中でどれが一番辛いかをランキング形式でご紹介します。
※辛さの基準はスコヴィル値とします。
スコヴィル値って何?
スコヴィル値(Scoville scale)とは、唐辛子に含まれているカプサイシンという辛味物質を数値化したものです。
正式名称は(Scoville heat units/通称:SHU)で、この単位を考案した化学者、ウィルバー・スコヴィル氏の名前が由来しています。
多くの辛いものの基準となっており、ようは数値が高ければ高いほど辛い、というシンプルなものになっています。
激辛唐辛子ランキング
ここからランキングの発表です。タバスコが約900スコヴィルですので、参考程度にタバスコの何倍かも記載していきます。
第10位 スコッチ・ボネット
スコヴィル値:32万(タバスコの356倍)
なんともかわいい見た目ですね。本ランキングを見て頂ければわかりますが、辛さと見た目のまがまがしさは比例すると言えるでしょう。
スコッチボネットは、中南米のカリブ海地域で多く栽培されているトウガラシで、ジャマイカ最大の輸出農産物でもあります。地域の方にとても愛されており、スーパーに行けば必ず置いてあるほど現地では人気のようです。
見た目はハバネロに似ていますが、スコッチ・ボネットの方がより丸みを帯びており、赤、オレンジ、黄色などカラフルなのも特徴です。
ネットでも購入できるため、ちょうど良い辛さは激辛料理のスパイスとして最適です。
第9位 ハバネロ
スコヴィル値:35万(タバスコの389倍)
この記事を読んでいる人で知らない人はいないはずでしょう。そうですハバネロです。
ハバネロはトウガラシ属の植物で、メキシコのユカタン半島で多く栽培されています。辛いだけでなくフルーティーな香りも特徴で、独特の風味がクセになります。実は1994年にはギネス世界一にもなっています。
国内では2004年に「暴君ハバネロ」が発売され、またたく間にヒットし、第一次激辛ブーム(1984年~87年)以来、第二次激辛ブームの火付け役ともなりました。ハバネロと聞いたら暴君ハバネロを連想される方も多いのではないでしょうか。
本ランキングでは下位ですが、国産の唐辛子が約5万スコヴィルですので35万スコヴィルなら十分すぎる程の辛さと言えます。
第8位 ブート・ジョロキア
スコヴィル値:100万(タバスコの1178倍)
聞いたことのある唐辛子がランクインしました。見た目も我々が知っている唐辛子の形をしていますね。
ブート・ジョロキアは、2007年から2011年まで世界一辛いトウガラシとしてギネスに認定されていた、元祖激辛トウガラシ。
表面はオレンジまたは赤色で、大きさはだいたい4~6cm程度。表面はざらついていて、でこぼこしているという特徴があります。
バングラデシュ産シネンセ種のトウガラシであり、原産地のアッサム語で「唐辛子」を「ジョロキア」と呼ぶため、名前が「ジョロキア」になったとされています。
お菓子や激辛カップラーメンなどで採用されることも多く、ちょうどいい辛さが今もなお人気です。
第7位 インフィニティ・チリ
スコヴィル値:106万(タバスコの1178倍)
わぁおいしそうなトマトだ!いいえ、インフィニティ・チリです。
インフィニティチリは、2011年2月にたった2週間だけギネス世界一になった悲しいトウガラシです。
開発者であるイギリス人のニック・ウッズは、ホットソースが大好きで大好きで、あまりにも好きだったため、ついにはホットソース販売会社「Fire Foods」を創業してしまいました。
そんなニックはホットソースの原材料のため、トウガラシの栽培を行ってると、温室ハウスで奇妙なトウガラシを発見します。それがインフィニティ・チリでした。
ニックいわく「一目見た瞬間、すぐに他と違うのがわかった。」ようで、その後試食し地獄を見た後、スコヴィル検査を得てこの「インフィニティ・チリ」は新種の品種と認定されました。
第6位 トリニダード・モルガ・スコーピオン
スコヴィル値:120万(タバスコの1333倍)
小さくてかわいいので一口でパクっと食べてしまいそうですが、120万スコヴィルもあるのでやめておきましょう。
トリニダード・モルガ・スコーピオンはこの後出てくるトリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーと同じ種類です。
非公式ですが、世界で初めて200万スコヴィルを超えたという記録もあるようです。
第5位 ナーガ・ヴァイパー
スコヴィル値:138万(タバスコの1533倍)
いびつな形をしていますが、歴とした激辛唐辛子です。
ナーガ・ヴァイパーはイギリスでトウガラシ農家のジェラルド・ファウラーにより作られたもので、「ナーガ・モリッチ」と「ブート・ジョロキア」と「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー」が配合されたものである。
人工栽培のため、繁殖がまだ不安定な状態のようです。
第4位 トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー
スコヴィル値:146万(タバスコの1622倍)
一見パプリカみたいですが、パプリカのパの字もない激辛唐辛子です。
トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーはトウガラシの栽培品種で、2012年までの3年間、ギネスで最も辛いトウガラシとして認定されていました。
発見者であるブッチ・テイラー氏の名前と、スコーピオン種のトウガラシで尖った先端がサソリの針に似ていることから、サソリを示すスコーピオン、この二つをあわせてトリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーと命名されました。
こちらも素手で触ることは危険で、手袋をしないで調理した人が調理後2、3日手の感覚がおかしくなったとの話もあります。
第3位 キャロライナ・リーパー
スコヴィル値:220万(タバスコの2444倍)
どんどんトウガラシっぽくなくなっていきます。
キャロライナ・リーパーは、アメリカのスモーキン・エド・カリーによってロックヒルの温室で育てられ、2013年8月には世界の最も辛い唐辛子としてギネス世界記録にも認定されました。
元々はゴースト・ペッパー(元世界記録保持の唐辛子)とレッド・ハバネロの交配種で、尾の形が「リーパー(大型の鎌を持った死神)」に似ていることからキャロライナ・リーパーと名付けられました。
なんと、あまりの辛さのため防護服なしでは調理できないとまで言われています。触りたいとは思いませんが、一度でいいから見てみたいですね。
第2位 ドラゴンズ・ブレス
スコヴィル値:240万(タバスコの2667倍)
パッと見いちごみたいですが、いちごではありません。食べたら死ぬ可能性がある、ドラゴンズ・ブレスです。
ドラゴンズ・ブレスは、当初アレルギー患者向けの皮膚の緩和薬の原料として開発され、その後、品種改良の専門家マイク・スミスがこのトウガラシを栽培しました。
マイクは辛さの記録のためにトウガラシの品種改良をしたわけではなく、魅力のあるトウガラシをただ開発しようとしていただけだと述べており、ウェールズの赤い竜にちなんでドラゴンズ・ブレスと名づけられました。
専門家によると、このトウガラシを飲み込むと窒息やアナフィラキシー・ショックを起こし、最悪死に至る危険性があるとしています。(そりゃそうだ)
第1位 ペッパーX
スコヴィル値:318万(タバスコの3533倍)
見てくださいこの悪意に満ちたまがまがしい見た目。もはやこれが食べ物という事にまず驚きですよね。
ペッパーX ( Pepper X)は第3位のキャロライナ・リーパーを開発したエド・カリー氏が作った、唐辛子の栽培品種です。ふさの中でも特に高濃度のカプサイシンを作るトウガラシ品種同士をかけあわせて作られたのが特徴です。
まだギネス世界記録に認められてはいませんが、2位と70万スコヴィルも差がありますので、世界記録になるのは時間の問題と言われています。開発に10年ほどかかったようで、このトウガラシを試食した人々は全員嘔吐したという伝説もあります。
また、ペッパーXを原料としたソース「The Last Dab」は、オンラインで販売開始後、わずか2分で1000本全て完売したという謎の需要があります。
番外編
辛いものは唐辛子だけではない!ということで、ここからは唐辛子以外の辛いものをご紹介します。
レシニフェラトキシン
スコヴィル値:160億(タバスコの17,777,778倍)
160億!?もはや意味がわかりません。(笑)
レシニフェラトキシンは純粋なカプサイシンの約1000倍で、食べると容易に火傷を引き起こし大量に摂取すると死に至る化学物質です。
普通に生きている限り、まぁ出会うことはないでしょう・・・。(笑)
世界で一番辛いものとされています。
ザ・ソース
スコヴィル値:710万(タバスコの7889倍)
おそらく世界で販売されているソースの中でも最上級に辛いであろうソース。デスソースなんて目ではありません。
ザ・ソースは、アメリカ合衆国カンザス州カンザスシティに本社を置くオリジナル・フアン・スペシャルティ・フーヅ社が発売しているホットソース。
なんと、購入時には下記のような規約に同意した上で購入する必要があるようです。
とにかく責任とりませんよって事ですね。(笑)
自己責任でひと舐めだけしてみたいですね。
警察官用トウガラシスプレー
スコヴィル値:530万(タバスコの5889倍)
絶対に浴びたくないスプレーです。(笑)
トウガラシスプレーは、猛獣や暴徒などに対する自衛手段として用いられる催涙スプレーの一種で、主な成分はカプサイシン。顔に吹きかけられると目や粘膜の痛みと一時的な盲目を引き起こします。
目への影響は後遺症が残ることなく無害であるという調査報告が発表されているが、ロサンゼルス・タイムズによるとトウガラシスプレーの警察使用によると思われる死者が1990年以降少なくとも61人に上るとの発表もあります。
トウガラシスプレーを浴びないためにも、悪いことはやめましょう!(笑)
まとめ
いかがでしたか?
どれも生で食べたり過度に摂取すると危険な唐辛子ばかりです。
いくら激辛が好きだからと言って、億や100万を超えるスコヴィル値の唐辛子は普通じゃないので、もし食べる場合相応の準備をしてから挑みましょう!
それでは!
コメント
ザ・ソースの上にマッドドック プルトニウムと言う910万スコヴィルのソースがありますよ。
激辛マニアさんこんにちは٩(ˊᗜˋ*)و
貴重な情報ありがとうございますm(_ _)m
調べ次第、記事に追記させて頂きます!