皆様こんにちは!
激辛料理大好き、もんすけでございます。
一度その辛さがクセになったら虜になってしまう激辛料理ですが、食べ過ぎると体への様々な悪い影響がある事知っていますか?
気付きながらも食べ続けている方もいらっしゃるかと思います。(笑)それぐらい激辛料理は魅力的で病みつきになりますよね。分かります。
すぐにでも食べるのをやめた方がいいです!なんて言うつもりは毛頭ありませんが、本記事にて激辛料理がもたらす体への影響をまとめましたので、ご自身のためにも心のどこか片隅に留めておいてもらえれば嬉しいです。
それでは、目を瞑りたくなるような体への悪い影響や効果はこちら。
食べ過ぎによって起こった悲惨な事故も紹介します。
激辛料理が与える体への影響と効果
ぜん息が悪化する恐れ
唐辛子など辛いものに多く含まれているカプサイシンを食べると舌や口の中がヒリヒリしますが、その刺激や痛み、実は体外に排出されるまであらゆる粘膜に影響をおよぼし続けます。
主な影響範囲は気管支や直腸、肛門までにいたる消化器官全体です。
気管支がカプサイシンの強い刺激を受けると気管支収縮が起こり、息切れや咳が生じてしまいますので、ぜん息をお持ちの方は激辛料理の食べ過ぎには細心の注意を払って下さい。
胃炎や胃潰瘍、食道がんのリスクが上がる
唐辛子に含まれているカプサイシンは、少量の場合は胃酸の分泌を抑え胃粘膜の血流を増加させる働きがありますので、少量の場合は胃粘膜保護作用により、胃炎や胃潰瘍になりにくくなると言えます。
しかし、大量に摂取すると胃酸の分泌が増加して胃粘膜障害を起こしやすいため、結果的に胃炎や胃潰瘍になりやすくなります。さらに食道がんのリスクも上がります。
下痢になる
これは激辛好きの多くの方が経験したことがあると思います。
その理由は、辛いものに多く含まれているカプサイシンを摂取し過ぎると胃腸の粘膜を痛めてしまうため、消化不良や腸内環境の悪化につながり下痢になってしまうというシンプルな理由でした。
胃腸に悪くその後お腹を下すのは食べてる時も食べてない時も本人はわかっているはずですが・・・やめられないですよね。(笑)
小腸や大腸を傷付けさらには痔も悪化させる
小腸や大腸にもカプサイシン受容体が存在し、肛門側により多いという特徴があるため、痔の人は当然悪化しやすくなります。
さらに、辛いものをたくさん食べると下痢を引き起こしやすいためトイレに行く回数も増えます。その際下痢のため強い勢いで排泄してしまうと、クッションの部分に負担がかかりイボ痔やきれ痔になってしまうことが考えられます。痔ろうにもなり得ます。
いずれにしても、小腸や大腸の粘膜を傷付ける可能性がありますので、潰瘍性大腸炎など炎症性腸疾患の人は充分に気をつけて下さい。
息切れや動悸が起きる
辛い物を過度に摂取すると、脳が大量のアドレナリンを分泌します。アドレナリンが分泌されると、心拍数や血圧が上昇し、心臓に負担がかかってしまいます。
その結果酸素が足りなくなるため、息切れ動悸を起こしやすくなります。
心疾患を患っている方や高血圧の方は過度に摂取すると危険なため、注意しましょう。
味覚障害・・・の心配はなし!
辛い物を食べ過ぎると味覚障害になると聞きますが、あれはまったくのガセです。
そもそも味覚を感じる味蕾という舌上の器官は、カプサイシンによって破壊されたりはしません。なぜなら、味覚と辛い物を食べた時の痛みは別々の感覚でありそれぞれ独立した感覚器官によって伝達されるためです。(痛み=ポリモーダル受容器 味覚=味蕾)
つまり、辛い物を大量に食べたからと言って味覚障害に陥るという説は立証されないと言えるでしょう。
世界で起きた激辛料理の食べ過ぎによる事故
ここからは激辛料理の食べ過ぎによる実際に起きた悲惨な事故をご紹介します。
激辛鍋の食べ過ぎで死亡(中国)
中国の湖北省武漢市で、年間を通じてよく食べられるという鍋料理、火鍋を食べた事によって死亡するという出来事がありました。
死亡したのは26歳の男性。12月3日夜、有人らと飲食店でビールを飲みながら火鍋を食べていた男性らは、気温が下がっていることから激辛指数最高の鍋を注文し食べていました。
食べ始めてからしばらくした時、仲間の一人が胃痛を訴えたと言います。しかしそれを無視しそのまま食べ続け、食事を終えたと同時に吐血。友人らにより武漢市第三医院に運ばれたものの意識が薄く、顔色も青ざめていたと言います。
その後、まもなくして男性が死亡。医師によると健康上の問題が見当たらないため、激辛鍋料理を食べたことで胃壁に病変が発生し出血したとしています。
男性は病院に運ばれてから800ccほど吐血しており、胃の中には血液が400ccほど残っていました。男性の吐血量は延べ1500ccに達したと考えられているそうです。
血を吐かせるほど辛い鍋・・・恐ろしいです。
激辛ハンバーガーを食べて食道裂傷(アメリカ)
カリフォルニアに住む46歳の男性は、2016年に開催された激辛トウガラシ食コンテストに参加し、100万スコヴィルの辛さを誇るブート・ジョロキアのピューレで味付けしたハンバーガーを食べました。
その後彼はそれが原因で食道に2.5センチの裂傷を負い、救急で病院に運ばれました。緊急手術となり、23日間入院したうち14日間は挿管された状態だったと言います。
一般的なタバスコは2500〜5000スコビルですので、100万スコヴィルとなると・・・想像できませんね。まさに悪魔のハンバーガーですね。
激辛ソースの食べ過ぎで死亡?(イギリス)
イギリスに住む33歳の男性は、ガールフレンドの弟とどちらが作った激辛ソースの方が辛いかを対決するため、激辛ソースを作っていたようです。当日彼は自分が作った激辛ソースを瓶に入れ対決に挑んだとのこと。
対決した翌朝、男性のガールフレンドは彼の意識がなくなっていることに気づき救急車を呼びましたが、時すでに遅く彼は帰らぬ人になってしまったようです。死因は心臓発作とのことですが、男性は心臓病など患っておらずいたって健康体だったようです。
男性の母親は「原因は激辛ソース以外に考えられない」と言っているそうですが、本当に激辛ソースが死因となったのかは不明。
死ぬほど負けられない対決とは、いったいどんな対決だったのでしょうかね。
まとめ
いかがでしたか?
これだけ悪い影響があっても食べるのをやめられないのが激辛料理。
過度に摂取することは危険なので、体に影響が出ない程度に楽しみましょう!
それでは!
コメント